バレエ団ブログをご覧の皆様はじめまして、今村美由起(いまむら・みゆき)です。個人的にはブログを書いておりますが、こちらには初めて書かせていただきます。
先の更新では3月に中劇場で上演するトリプル・ビルで上演される「トロイゲーム」のリハーサルの様子が紹介されていましたが、2月に上演されるバヤデールのリハーサルも並行して行われています。
私がバヤデールに出演するのは3回目。
初めて出演した時から踊っているお気に入りの役が「ジャンペの踊り」です。
一幕二場、ラジャー(王侯)の娘ガムザッティと、婚約を承諾したソロルの為に披露される踊りです。
耳に残るメロディーと軽やかに跳ねる振付が印象的な踊りですが、初めて踊った時は先輩についていこうと頑張っていた私も、今では後輩に負けじと日々ジャンプ力を磨いております(笑)
ジャンプするからジャンペ?なんて思い、検索してみたのですが「ジャンペ」が何を意味する言葉なのかという情報は見当たらず・・・何が起源なのでしょうか。
本番用の布は透け感のある繊細な布であるうえ、腕飾りなど装飾品などにも絡まりやすいので扱いにもコツが必要です。
装飾品、といえばバヤデールは舞台装置と共に衣裳もとっても豪華!!
特に女性は頭飾り、ネックレス、イヤリングにブレスレット・・・舞台に上がる前に着け忘れが無いか心配になるくらいたくさんあります。
ぜひそういった舞台美術や、衣裳にも注目してご覧下さいね。
写真は前回ジャンペの踊りを踊った時のものです。舞台ではずっと動いていて、レヴェランスも無い踊りなので分かりづらいかもしれませんが、同じジャンペでもソリストとコールドでは衣裳の色も違います。
バヤデール最大の見どころである「影」も日々、アラベスクパンシェを繰り返し、精神修行のようなリハーサルを積んでおりますので、どうぞお楽しみに!!