すっかり朝晩涼しくなってまいりましたが、新国立劇場バレエ団の稽古場は、外の涼しさを忘れてしまうほど、熱気が溢れています。
大原永子、コレオロジストのジュリー・ヘイドンが中心となり、ピーター・ダレルの複雑な振付を教えています。
まさにドラマティック・バレエ!演劇公演のリハーサルを見ているのかと錯覚するくらい、振付が感情を雄弁に語ります。
そんな熱い稽古場で、美味しそうな旬のぶどうを手にしているのは、マイレン・トレウバエフ。第3幕のダッパテュートのサロンでの一コマです。残念ながら、ぶどうは小道具でした。
では、リハーサル中のダンサー達の様子を写真でご報告します。
まずは、第1幕での人形のオリンピア役の長田佳世。オリンピア役については、奥田花純がバレエ団ブログでコメントを出す予定ですので、お楽しみに!
2点目は、第2幕のアントニア役を演じる小野絢子、米沢唯が一緒に写っています。3点目は、アントニア役の米沢唯とホフマン役の菅野英男です。アントニアは、ホフマンが唯一、相思相愛となる女性。その彼女との恋は、哀しい結末を迎えてしまいます。
4点目は、福岡雄大とジュリエッタ役の米沢唯。第3幕でのジュリエッタは、妖艶な女性。信仰の生活を送るホフマンを官能の世界に誘います。ホフマン役の福岡雄大から、苦悶の表情がうかがえます。
最後の写真では、大原永子の指導のもと、(左より)ジュリエッタ役の本島美和、ホフマン役の井澤駿、ジュリエッタ役の米沢唯、福岡雄大が踊っています。